Very2 Fav Cat

猫2匹との暮らしや猫アイテム、猫カフェなど、猫に関することを徒然と綴るブログ。

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2018年2月11日日曜日

【猫の怪我】弟猫の爪がもげた事[3]真の敵はエリザベスカラー?!

大晦日に爪がもげてしまった弟猫。
約2週間かけてやっと完治はしたものの…?


こんにちは。
怪我が治るまでの経緯は下記のエピソードで一段落したのですが、実は一番面倒くさいことがその後に控えていました。



怪我の話は下記リンクからどうぞ。
【猫の怪我】弟猫の爪がもげた事[1]
【猫の怪我】弟猫の爪がもげた事[2]

その「面倒くさいこと」は、実は病院の帰宅後から始まっていました。
「エリザベスカラー」です。


■真の敵はエリザベスカラー?!

兄猫はとても優しいコで、いろいろ嫌な思いをしながらも弟猫に優しく接していました。
それが弟猫がエリザベスカラーを付けた瞬間、崩壊しました。
ダッシュで別室へ逃げてうなり続けたのです。

弟猫はというと、突然変な部品をつけられ、兄猫に威嚇され、とても傷ついたようにヨロヨロしていました。
エリザベスカラーをしたままだとまともに食事もできません。
手を舐めないように、という処置だったので、ちょっと大きかったんですよね。

数日が過ぎ、弟猫はエリザベスカラーに慣れたのですが、兄猫が全く慣れません
野良猫のケンカみたいにガチで威嚇してきます。
弟猫は弟猫で、慣れてきたらエリザベスカラーをたてに兄猫を追い詰めます。
猫関係が悪化したまま2週間が過ぎ、エリザベスカラーもやっとお役御免になりました。

この時はまだ、エリザベスカラーだけが原因で、すぐに収まるだろうと思っていたんです。
実際、外した当日はまだ威嚇がすごかったのですが、数日後には抱き合って寝るまでに戻ったし。

ところが更に数日後、兄猫がまたガチで威嚇するようになりました。しかも今度は近寄るだけで悲鳴のような声を上げて逃げます。
とにかくずっと威嚇するので、食事も一緒にできません。
人間もぐっすり眠ることができません。

弟猫はいつものように構ってもらおうと近づくので、全く収まる気配がありません。
話しかけても宥めても、おやつで釣ってもだめ。
悲鳴をあげて威嚇するばかりです。

威嚇が始まる直前の頃の兄ちゃん。今見るとだいぶ険しい顔。

■長引く威嚇と特効薬

ちょうど少し前にフェリシモ猫部さんで、似たようなエピソードを読んでいたので、同じように怖くてしょうがないのかと思いつきました。
原因が予想できてもいい対策があるわけではないので、「猫 ケンカ」で検索して片っ端から読んでみたところ、とある動物病院の先生が「すぐに隔離!遅れると同じ部屋で暮らせなくなる」と書いていたので、慌ててガッチリと部屋を分けました。

寝室にトイレも食事も置いて、兄猫の生活がそこで完結して、夜は弟猫の邪魔なしに私に甘えられるようにしました。

弟猫は不満大爆発で、ドアの向こうで鳴いていたりしましたが、その分、日中は居間で相手をすることで次第に落ち着きました。
さすが獣医師さんのおすすめ、効果はてきめんです。
ただ、食事やトイレのケアで弟猫の気配がすると、相変わらずうなって逃げます。
この時点で相当な長丁場を覚悟しました。

結局、完全にうなり合わなくなるまで、なんと3ヶ月ほどかかりました。
当初半年以上を覚悟していたので、予想よりは早かったですけどね。

その後もたまにフラッシュバックがあるようで、突発的にうなり合いになるので、部屋を分けられるような状態は維持して2ヶ月。

6月の中頃には、やっと安心できる状態になりました。

まだたまにやってますけど、最初の頃よりだいぶん迫力がなくなって、すぐ収まるようになっています。
弟猫が怪我をした当初はほんとうに怪我だけが問題な気がしたのですが、怪我をしてない兄猫の心の状態の調整のほうが、大分長くかかりました。

多頭飼いは楽しいけれど、こういう事もあるんですね。
ほんと、勉強になりました。

なまじ仲がよかったから、何もしなくても戻るかもしれないって軽く考えていたんですが「うなり合ってる猫は隔離」、ほんと真理でした。

あまりないとは思いますが、同じような状態になったら、どれほど仲が良かった猫でもまず隔離、大事です。